開催趣旨

「いつでも、誰でも、気軽にオープンダイアローグ を学ぶことができる機会を」

私たちFLATは、オープンダイアローグ に興味関心のある当事者、一般の方、そして専門職の方が、オープンダイアローグ について気軽に学んだり、実践練習したり、交流したりできる機会をつくるため、「オープンダイアローグ・カレッジ(以下、ODカレッジ)」を2023年4月に開校いたしました。

ODカレッジは、オープンダイアローグやその関連分野について、多様な方から、多角的に学ぶことを目的としています。
オープンダイアローグ以外の分野についても学ぶことで、より広い視野でオープンダイアローグについて考えることができる機会になると考えています。
目の前の人を大切にすることを大事にしたさまざまな考え方や手法と出会うきっかけになれば幸いです。

また、リアルタイム参加チケットにお申込みいただくと、ひとりではなかなか練習できないオープンダイアローグを、みんなで練習する「実践練習会」にも参加できます。
4月は大井雄一さん、笹原信一朗さんを講師に「声に出して体験してみるオープンダイアローグ」というシナリオロールプレイを体験します。初めて学ぶ方にとってもオープンダイアローグの雰囲気がつかめるものになると思います。
5月から7月にかけては、白木孝二さんを講師に迎え、オープンダイアローグの代表的な練習方法である「リスニングワーク」や、リフレクティングをする前に自分自身の内側で何が起こったかを観察する「内的ダイアローグを観察するワーク」、そして「リフレクティングワーク」を練習します。8月には更にオープンダイアローグの実践に近い形で練習を行い、9月はこれまでの学びをふりかえる機会をつくります。


オープンダイアローグ・カレッジ2025では、アーカイブ参加の方含め500名以上の方にご参加いただきました。
オープンダイアローグの理念や哲学が、より多くの方に伝わっていくこと、
そして様々な人が出会い、つながり、オープンダイアローグのムーブメントをみんなで一緒に起こしていくこと、
そのための波紋のひとしずくの役目が果たせたらと思っております。

ぜひ、皆さまの周りの方々にも、このカレッジの存在をご紹介いただけると嬉しいです。
オープンダイアローグの種が各地で芽吹くことを心より願っております。

※4年目となる2026年度のカレッジも4月~9月までの半年間のみの開催となります。10月以降は初めてODを学ぶ方向けの講座と、リフレクティング等の実践的なワークを中心とした講座を行う予定です。

《注意点》
・オープンダイアローグ・カレッジでは、双方向の学び合いを大事にしておりますが、参加人数が多いため、すべての質問や疑問にお答えすることは難しい状況にあります。それでも、チャット欄などを活用して、皆様の声を聞く機会はつくりたいと考えています。
・耳だけ参加(聴くだけの参加)という形でもご参加いただけます。リアルタイムでのご参加が難しい方も、アーカイブがありますので、是非気軽にご参加ください。
・オープンダイアローグの知識や経験の有無は問いません。学んでみたい方はどなたでも歓迎です。
はじめてオープンダイアローグを学ぶ方へ:カレッジの中では、オープンダイアローグの基礎知識についての講座は設けておりませんが、はじめて学ばれる方向けの本や動画については、メール等の案内の中で紹介いたします。また、2025年10月~2026年3月にかけて開催した白木孝二さんによる「オープンダイアローグ入門講座:基礎知識編」のアーカイブ販売も致しますので、よかったらご購入をご検討ください。
・このカレッジでは当事者から専門職まで、様々な方が参加します。すべての方が安心して学ぶことができるよう、対話的な場づくりにご協力お願いいたします。

講座日程 

カレッジ講義

⚫︎4月21日(火)「最新のオープンダイアローグ事情~世界の臨床や研究から~」
斎藤環さん×星野概念さん×岡本響子さん

⚫︎5月19日(火)「診断名が与える影響~病をどう捉えるのか~」
伊藤順一郎さん×後藤雅博さん

⚫︎6月9日(火)「なぜ日本ではオープンダイアローグやリフレクティングの実施が難しいのか?~病院内での取り組みからクリニックの立ち上げに至るまで~」
村上純一さん×山中一紗さん×大嶌高昭さん

⚫︎7月14日(火)「ナラティヴ・セラピーにおけるリフレクティング~認証の視点から~」
国重浩一さん×横山克貴さん×白坂葉子さん

⚫︎8月11日(火・祝)「大事なのは対話だけじゃない~〈学習する組織〉から学ぶ組織づくりのヒント~」
小田理一郎さん

⚫︎9月15日(火)「訪問看護におけるオープンダイアローグの可能性」
森川すいめいさん×小瀬古信幸さん

オープンダイアローグ実践練習

※リアルタイム参加チケットの方のみ参加できます。内容を大幅にリニューアルしました!

●4月28日(火) 練習会:シナリオロールプレイ「声に出して体験してみるオープンダイアローグ 」
講師:大井雄一さん×笹原信一朗さん

●5月26日(火) 練習会:リスニングワーク 
講師:白木孝二さん

●6月30日(火) 練習会:リフレクティングへの準備、内的ダイアローグを観察するワーク
講師:白木孝二さん

●7月28日(火) 練習会:リフレクティングワーク
講師:白木孝二さん

●8月25日(火) 練習会:メインルーム…テーマトーク「ODの進行の工夫について」
             ブレイクアウトルーム…OD練習

●9月29日(火) ふりかえり:全員が話し手をするミニ対話実践の体験

※ブレイクアウトルームでのワークは、耳だけ参加はできません。お互いの表情が見れるよう基本的に画面ONでの参加をお願いいたします。

開催概要

​日時

①ODカレッジ すべて20時〜22時 
4月21日(火)、5月19日(火)、6月9日(火)、7月14日(火)、8月11日(火・祝)、9月15日(火)

※講義部分はアーカイブ(録画記録)を後日お送りします

②OD実践練習会 すべて20時~22時 
4月28日(火)、5月26日(火)、6月30日(火)、7月28日(火)、8月25日(火)、9月29日(火)

※OD実践練習会の4月~7月の講師による説明部分はアーカイブを残しますが、ワーク等他の部分に関してはアーカイブはありません 
※すべて参加は任意となります。ご都合のあうときに、どうぞいらしてください。
※セミナー中の画像・動画撮影、コンテンツの複写や複製、再配布などの二次利用は固くお断りいたします。

参加費

リアルタイム参加チケット 半年分(6回講義+6回練習会)
・FLAT応援チケット 22000円       
 ・一般チケット 16500円           
・当事者・家族・学割チケット 8800円

※アーカイブ(録画記録)を残しますので、当日のご参加が難しい方も申込み可能です。 
※単発での申込みは行っておりません。予めご了承ください。
※「当事者」は病気の診断を受けている必要はありません。生きづらさの当事者、などご自身で判断して頂いて大丈夫です。
※「応援チケット」は、金銭的理由により講座に参加できない人を減らすために設けた「当事者チケット」を応援するため、またFLATの活動を応援するためのチケットとなっております。応援していただけると大変嬉しいです。

●アーカイブ(録画記録のみ)チケット(6回講義アーカイブのみ)
・応援チケット 16500円      
・一般チケット 11000円            
・当事者・家族・学割チケット  5500円


※実践練習会のアーカイブは観れません


定員

リアルタイム参加400名

参加方法

zoomを利用します。zoomアドレスは講義約1週間前と前日にPeatixからのメールにてお知らせいたします。
もしメールが届かない場合は、一度迷惑メールフォルダ等もご確認の上、下記方法をお試しください。
ご自身のメーラーにメールが届かない場合でも、Peatixにログインいただければメッセージを確認することが可能です。

●PCの場合:Peatixにログイン→右上のメールマーク からメッセージをご確認いただけます。
●スマホのアプリの場合:Peatixアプリを起動→プロフィール→メッセージ からメッセージをご確認いただけます。

申込先

Peatixからお申込みください

●リアルタイム参加チケット
https://od-college2026.peatix.com/

●アーカイブのみチケット
https://archive-odcollege2026.peatix.com/

※リアルタイム参加・アーカイブのみで申込先が異なりますので、ご注意下さい

主催・問い合わせ先

一般社団法人オープンダイアローグ・アプローチ研究会FLAT

登壇者プロフィール

4月

●斎藤環(さいとうたまき)さん
つくばダイアローグハウス院長。精神科医で筑波大学医学医療系社会精神保健学・教授。オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン共同代表。著書に『やってみたくなるオープンダイアローグ』(共著)、『オープンダイアローグとは何か』(著・訳)、『オープンダイアローグがひらく精神医療』(著)、『イルカと否定神学 対話ごときでなぜ回復が起こるのか』(著)、『開かれた対話と未来』(訳)ほか多数。

●星野概念(ほしのがいねん)さん
精神科医 など。精神科医として働くかたわら、執筆や音楽活動も行う。いくつかの場所での連載や寄稿のほか、著作もあり。音楽活動はさまざま。著書に、いとうせいこう氏との共著 『ラブという薬』(2018)、『自由というサプリ』(2019)(ともにリトル・モア)、単著『ないようである、かもしれない〜発酵ラブな精神科医の妄言』(2021)(ミシマ社)、『こころをそのまま感じられたら』(2023)(講談社)がある。対話や養生、人がのびのびとできることについて考えている。


●岡本響子(おかもときょうこ)さん
オープンダイアローグ学習会in奈良世話人 奈良学園大学大学院客員教授 精神科病院での臨床をしながら、大学での看護教育に携わってきました。2024年9月に「はなすなら🌸こっこ 一般社団法人kokko」を立ち上げました。早期ダイアローグで相談するだけで6割は解決すると言われています。そのような場を作り、心配事を持ってこられる方にスタッフ複数で対話的に話をさせていただき心の整理をするお手伝いをしています。またニーズに応じて元気な人がより元気になれるような研修を行っています。

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5月

●伊藤順一郎(いとうじゅんいちろう)さん
メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ 院長
認定NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)共同代表理事​
千葉大学医学部を卒業後、旭中央病院精神科や千葉大学医学部精神科、国立精神・神経センター(現:国立精神・神経医療研究センター)精神保健研究所社会復帰研究部部長を歴任。​2003年、ACT-J(包括型地域生活支援プログラム)を立ち上げ、地域精神医療の先駆者として活動を展開。​2015年には、訪問診療を中心とした「メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ」を開設し、地域に根ざした精神医療を実践されています。
著書『精神科病院を出て、町へ―ACTがつくる地域精神医療』(岩波書店)、『病棟に頼らない地域精神医療論―精神障害者の生きる力をサポートする』(金剛出版)

●後藤雅博(ごとうまさひろ)さん
社会医療法人崇徳会 こころのクリニック ウィズ 院長
新潟県出身。千葉大学医学部卒業。同和会千葉病院、国立療養所犀潟病院(現・さい がた医療センター)精神科医長を経て新潟県精神保健福祉センター所長、新潟大学医学部保健学科教授、新潟市北区にある恵生会南浜病院院長を経て、現在に至る。地域精神保健福祉機構COMBO理事、日本心理教育・家族教室ネットワーク代表幹事、日本精神障害者リハビリテーション学会副会長、日本家族療法学会理事、日本SST普及協会理事等を務めている。
著書『家族教室のすすめ方―心理教育的アプローチによる家族援助の実際』(金剛出版)、『摂食障害の家族心理教育』(金剛出版)、『家族心理教育から地域精神保健福祉まで』(金剛出版)

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6月

●村上純一(むらかみじゅんいち)さん
1976年生まれ。精神科医師。2015年に「当事者に関することを当事者と一緒に決める」取り組みを開始し、オープンダイアローグや対話実践を少しずつ臨床に取り入れ始めている。主著は『オープンダイアローグ  実践システムと精神医療』(共著,東京大学出版会),『精神科の薬について知っておいてほしいこと:作用の仕方と離脱症状』(共訳,日本評論社),『サイコーシスのためのオープンダイアローグ  対話・関係性・意味を重視する精神保健サービスの組織化』(共訳,北大路書房)など。

●山中一紗(やまなかかずさ)さん
精神保健福祉士。手話通訳士。聴覚障害者自立生活センター、市役所障害福祉課、精神科病院を経て、2025年10月よりあわいの医院勤務。
精神科病院における対話実践導入の試みに参画し、オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパンのアドバンスドコースを修了。
SE(ソマティック・エクスペリエンシング)公式トレーニング受講中、IFS(内的家族システム療法)公式トレーニングレベル1修了。
危機的な状況に際し、対話のプロセスを通じて生じている現象を共有し、ソーシャルワークやトラウマへのアプローチによって解消を目指すあり方を模索している。

●大嶌高昭(おおしまたかあき)さん
精神保健福祉士。平成18年桜が丘病院入職、病棟担当の精神保健福祉士として長期入院患者さんの地域移行支援に携わり、平成27年2月よりアウトリーチセンター桜が丘のチームリーダーとしてアウトリーチ支援を行う。 平成30年4月より「桜が丘病院地域移行推進5カ年プロジェクト」のプロジェクトリーダーとして院内外のリフレクティング文化の醸成の為に様々な取り組みを実施している。令和5年8月よりほしのマロニエこころのクリニックでアウトリーチとリフレクティング実践を中心に活動中。令和7年より熊本県精神保健福祉士協会副会長に就任。

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7月

●国重浩一(くにしげこういち)さん
1964 年、東京都墨田区生まれ。ニュージーランド、ワイカト大学カウンセリング大学院修了。日本臨床心理士、ニュージーランド、カウンセラー協会員。鹿児島県スクールカウンセラー、東日本大震災時の宮城県緊急派遣カウンセラーなどを経て、2013年から2023年までニュージーランドに在住。 現在、滋賀県大津市に在住。
2013年に移民や難民に対する心理援助を提供するための現地NPO 法人ダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランドを立ち上げる。2019 年には東京に一般社団法人ナラテイヴ実践協働研究センターの立ち上げに参加。 
 著書に、『ナラティヴ・セラピーの会話術」(金子書房)、『震災被災地で心理援助職に何ができるのか?」(編著、ratik)、『どもる子どもとの対話』(共著、金子書房)、 『ナラティヴ・セラピーのダイアログ』(編著、北大路書房)、『ナラティヴ・セラピー・ワークショップ BOOK Ⅰ&Ⅱ』(北大路書房)、『もう一度カウンセリング入門』(日本評論社)など。

●横山克貴(よこやまかつき)さん
1990年、神奈川県相模原市生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了、博士課程在籍。臨床心理士、公認心理師。2018年にニュージーランド、ワイカト大学へ留学。その後、一般社団法人ナラテイヴ実践協働研究センターの立ち上げに参加。 著書に、 『ナラティヴ・セラピーのダイアログ』(編著、北大路書房)、訳書に『ナラティヴ・セラピー入門』(北大路書房)など。

 ●白坂葉子(しらさかようこ)さん
1987年、鹿児島県鹿児島市生まれ。鹿児島大学大学院臨床心理学研究科修了。臨床心理士。伊佐市こども課にて子どもの発達支援、子育て支援に携わった後、2018年にニュージーランドへ。その後一般社団法人ナラティヴ実践協働研究センターの立ち上げに参加。精神科病院、学生相談などの仕事を経験しつつ、現在も同法人で活動中。

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8月

●小田理一郎(おだりいちろう)さん
有限会社チェンジ・エージェント代表取締役社長兼CEO、大学院大学至善館特任教授、スウェーデンNPO法人Global Associations of SoL Communities理事(会計)米国オレゴン大学経営大学院経営学修士(MBA)修了。多国籍企業経営を専攻し、米国多国籍企業で10年間、製品責任者・経営企画室長を務めた後、2002年、企業の社会的使命の追求と非営利組織マネジメントの強化のためのコンサルティング提供のため独立。2005年、有限会社チェンジ・エージェントを枝廣淳子と共同設立。人材育成、組織開発、チェンジ・マネジメントのための研修、コンサルティング、ファシリテーション、講演、執筆に20年間従事している。組織、コミュニティ、国内での対立に関するファシリテーションを数多く手がけたアダム・カヘン氏との親交が厚く、『それでも、対話を始めよう』『敵とのコラボレーション』『対立を超える日々の実践』などの著書を翻訳して日本に対話の実践について伝える。「学習する組織」を推進するためにピーター・センゲらが設立したSoL(組織学習協会)の日本コミュニティを2008年共同設立、さらに2012年組織学習協会のグローバル組織を共同設立し、それぞれ役員を務める。対話と組み合わせて、複雑性を理解し、個の志や共有ビジョンを引き出す学習する組織のよりよい実践を探求している。他の著書に『「学習する組織」入門』(英治出版)、『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか』(東洋経済新報社、共著)など。

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9月

●森川すいめい(もりかわすいめい)さん
1973年東京生まれ。精神科医・鍼灸師。 クリニックで訪問診療などを行う。2003年にホームレス状態にある人を支援する「TENOHASHI」を立ち上げ、現在はその仲間と立ち上げたクリニックで職員として活動を続ける。日本の医師としてははじめてオープンダイアローグトレーナー資格を取得した2名のうちの一人。「NHK こころの時代」など出演。著書に『その島の人たちは、ひとの話をきかない(青土社,2016)』『感じるオープンダイアローグ(講談社,2021)』『オープンダイアローグ 私たちはこうしている(医学書院.2021)』など。

●小瀬古伸幸(こせこのぶゆき)さん
所属:訪問看護ステーションみのり 役職:副社長(広報戦略担当)
精神科単科病院勤務後、2014年、訪問看護ステーションみのり入職。2016年、訪問看護ステーションみのり奈良を開設し、所長として勤務。2019年同法人にて統括所長に就任。2025年3月より現職。精神科認定看護師、WRAP@(ラップ)ファシリテーター、Family Work Practitioner(メリデン版訪問家族支援トレーナー)を取得。精神医療分野における在宅医療の実践はもちろん、多数の執筆、研究実績あり。現在は訪問型の家族支援に力を注いでいる。
著書として「精神疾患をもつ人を、病院でない所で支援するときにまず読む本(医学書院)」「人生をゆるめたら自分のことが好きになった(KADOKAWA)」「精神疾患のある人を支援困難にしないための基本スキルと対話のコツがわかる本:相談援助職必携(中央法規出版)」「しくじりから学ぶ 精神科訪問看護計画書(ソシム)」「精神疾患をもつ人への支援で、壁にぶち当たったら読む本:巻きかえしの技教えます(医学書院)」「理論と実践で解決!伝え痛いのに伝わらない職場での看護師の会話(日本看護協会出版会)」「対話の実践力:ケアを極める聞き方・話し方(中央法規出版)」がある。You Tube「TOKINOチャンネル」「X(旧Twitter)」「Instagram」で支援に役立つ情報を配信中。

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〈4月のOD実践練習会に登壇〉


●大井雄一(おおいゆういち)さん
精神科医。博士(医学)、社会医学系指導医、公認心理師、臨床心理士、労働衛生コンサルタント(保健衛生)。オープンダイアローグトレーナー養成プログラム(フィンランド・ヘルシンキ)修了。愛媛大学卒業。筑波大学附属病院初期研修プログラム修了。同学医学医療系助教に就任。官公庁、研究所、一般企業等、複数事業場の産業医として労働者のメンタルヘルス支援に尽力し10年奉職。しのだの森ホスピタルで精神科臨床に従事したのち、2023年8月に『澁谷川診療所』院長就任。主訳著は『オープンダイアローグ 実践システムと精神医療』(共著,東京大学出版会),『サイコーシスのためのオープンダイアローグ 対話・関係性・意味を重視する精神保健サービスの組織化』(共訳,北大路書房)など。

●笹原信一朗(ささはらしんいちろう)さん
1974年東京都生まれ。筑波大学医学専門学群卒業後、同大大学院医学研究科を経 て、現在同大学医学医療系 産業精神医学・宇宙医学 教授。専門は、産業精神医学・宇宙医学。オープンダイアローグ基礎コース修了。ODNJP運営委員・広報委員・事務局長。精神科産業医として職域でのオープンダイアローグ応用を中心に活動している。
主な著書『精神科医が教える「心が折れない部下」の育て方』 (メディアファクトリー新書)など。 

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〈5~7月のOD実践練習会に登壇〉

●白木孝二(しらきこうじ)さん
Nagoya Connect & Share 代表
RDI®️Program Certified Consultant  臨床心理士
論文・著書(分担執筆)に「オープンダイアローグの対話実践、そして援助者の在り方について」『精神看護』 2015.11 医学書院
「開かれた対話―セラピストのあり方」『臨床心理学』 第15巻5号2016.09  金剛出版
「ダイアローグ実践の哲学と臨床姿勢」『オープンダイアローグ 実践システムと精神医療』 石原、斎藤 編2022 東京大学出版会
訳書(共訳)に『精神科診断に代わるアプローチ PTMF』 L・ジョンストン、M・ボイル著 石原/白木/辻井/西村/松本 訳 2023 北大路書房、『サイコーシスのためのオープンダイアローグ』N・パットマン、B・マーティンデール編 石原孝二編訳 2023 北大路書房

用語解説

▷「オープンダイアローグ」とは?
 フィンランドのケロプダス病院で開発された、急性期精神病に24時間以内にチームで介入し、パーソナルネットワークと専門家チームが一緒に対話をすることで回復を目指すシステム。「患者のいないところで患者の話はしない」と、患者抜きに決め事をしないことから始まった。患者を病気の人とはみなさずに、「困りごとを抱えた人」として考え、なるべく投薬や入院を避け、対話を続けていくことを大事にしたアプローチ。

▷ナラティヴ・セラピーとは?
ナラティヴ・セラピーとは、オープンダイアローグと同じく、社会構成主義を背景としている。家族療法から発展した心理療法で、オーストラリアのマイケル・ホワイトとニュージーランドのデイビット・エプストンらによって研究・実践され、まとめられたアプローチ。「問題が問題であり、人が問題ではない」という考え方のもと、クライアントとセラピストが協働して会話していくことを大事にしている。

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▷「声に出して読みたいオープンダイアローグ」とは?

大井雄一さんが雑誌『精神看護』(医学書院)に寄稿されていた、オープンダイアローグのワーク用シナリオ。やりとりの例を見ることで、オープンダイアローグがどんな風に進んでいくのか、イメージがつかみやすくなると思います。大井さんのnoteでも、3種類すべて読むことができますので、興味がある方は是非ご覧ください。勉強会などで読み合わせをして学ぶという活用もできます。
ダウンロード先:https://note.com/yuichi___/n/n31b36d08c555

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