開催趣旨

7月27日(土)・28日(日)に開催する「オープンダイアローグ大博覧会(以下、OD大博覧会)」は、オープンダイアローグを学んだ人々が、ご自身の現場にどのように活用しているのか、ご自身の地域でどんな風な取り組みを始めているのかをお互いに学び合う場として企画いたしました。

オープンダイアローグを学んでいる、あるいはこれから学んでみたいけれど、自分の現場にどう活用すればいいかわからない、実際の取り組みの事例を知りたい、自分の地域で活動している団体を知りたい、そんな方に向けた企画です。

子ども・ひきこもり・学校・精神医療・福祉・地域・まちづくり・当事者家族・司法など様々な現場で、対話が大事にされるようになってきた今、そこでどんな取り組みが行われているのか、これからどんなふうに広げていきたいか、一緒に考えてみませんか?
対話実践に取り組む人たちの、さまざまなはじめの一歩をご紹介できればと思います。


OD大博覧会の目的は、
「オープンダイアローグを一過性のブームではなく、ムーブメントにしていくために、
 オープンダイアローグにまつわる団体・取り組みをより多くの人に知ってもらうこと 
 で、様々な人が自分で対話実践を始めるためのきっかけを提供すること」
です。
OD大博覧会が、オープンダイアローグが広がっていくための種まきになればいいなと願っています。


リフレクティングのトム・アンデルセンは、リフレクティングに取り組む人々が出会い、集い、会話できる機会をたくさんつくってきました。
出会えば、何かが起こる。何かが始まる。
オープンダイアローグを日本でもっと広げていくために、FLATもそのような機会をつくっていきたいと思っています。
よかったら、一緒に対話実践をやってみたい人も誘って、このOD大博覧会に参加しませんか?
たくさんのご参加、お待ちしております。

※今回のOD大博覧会はオンラインでの開催となります。ZOOMを使用いたしますので、必要に応じてソフトやアプリのダウンロードをお願いいたします。
※2023年7月は「オープンダイアローグ ・サミット」の名前で1日イベントを開催しました。12団体によるリフレクティング・リレートークや、分科会を開催し、アーカイブ視聴含めて100名以上の方にご参加頂きました。今年より名前を改め、「オープンダイアローグ大博覧会」としました。
※OD大博覧会の収益は、オープンダイアローグの未来をみんなで考えるためのイベント「オープンダイアローグ未来会議」のために大切に使わせていただきます。Youtube動画の「未来会議」シリーズや、来年2025年度開催予定の「リアル未来会議」など、オープンダイアローグが広がっていくための種まきに使います。

▷「未来会議」シリーズのYoutube動画はこちらから
https://www.youtube.com/@odflat2022

開催概要

【日時】7月27日(土)9:30〜17:30/7月28日(日)8:00~17:30
※7月27日(土)10時からの基調講演と、7月28日(日)10時からの未来語りのダイアローグは録画記録(アーカイブ)を残し、後日参加者の皆様に配信します。
※分科会を除いて、すべて途中参加・途中退室OKです。ビデオのオン・オフもご自身の体調や状況にあわせてご自由になさってください。耳だけ参加も歓迎です。
※分科会では、その分科会を担当する団体が提示するルールを守ってご参加下さい。分科会についての詳細は後ほど発信いたします。

【参加費】
●FLAT応援参加チケット…5000円
●一般参加チケット…3500円
●当事者参加チケット…2000円

※「FLAT応援参加チケット」は金銭的理由によりイベントに参加できない人を減らすために設けた「当事者参加チケット」を応援するために設けています。また、FLATの理念に賛同し、応援して下さる方のためのチケットです。応援して頂けると大変嬉しいです。
※「当事者」は、病気や障害の診断を受けている必要はありません。何らかの生きづらさを抱えている方などを想定していますので、ご自身で判断していただいて大丈夫です。

【開催場所】
オンライン(ZOOMを使用します)

【定員】約200名

​【お申込み】Peatixよりお申込みください
https://opendialogue-expo2024.peatix.com/

2024年のOD大博覧会は終了しました

【主催】一般社団法人オープンダイアローグ ・アプローチ研究会FLAT

タイムスケジュール

●1日目:7/27(土)
9:30~開会式・活動団体紹介
10:00~基調講演:斎藤環さん×坂口恭平さん 対談テーマ「活動という処方箋~これからのケアの未来~」
12:00~ブレイクアウトルーム(BOR)にわかれて感想シェア
12:30~昼食休憩
13:30~分科会ガイダンス(移動の仕方など)
14:00~分科会①
15:30~休憩・移動
15:40~分科会②
17:10~クロージング(BORで小グループにわかれて感想共有)
17:30~終了

●2日目:7/28(日)
8:00~幸せの朝たまご(自分と対話するワーク)
9:00~朝のミニ・ワークショップ部屋(アートワークショップ、朝のチェックイン部屋など)
10:00~活動団体代表による未来語りのダイアローグ
12:30~昼食休憩
13:30~分科会ガイダンス
14:00~分科会③
15:30~休憩・移動
15:40~交流会(医療福祉・子ども・まちづくりなどの分野別)
16:30~自分との対話の時間「これから自分がやっていきたいこと」
17:30~終了

《7月27日(土) 対談登壇者》

◯斎藤環(さいとうたまき)さん

精神科医で筑波大学医学医療系社会精神保健学・教授。オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン共同代表。著書に『やってみたくなるオープンダイアローグ』(共著)、『オープンダイアローグとは何か』(著・訳)、『オープンダイアローグがひらく精神医療』(著)、『開かれた対話と未来』(訳)、ほか多数。

◯坂口恭平(さかぐちきょうへい)さん

1978年、熊本県生まれ。2001年、早稲田大学理工学部建築学科を卒業。
作家、画家、音楽家、建築家など多彩な活動を行なう。
2004年に路上生活者の家を収めた写真集『0円ハウス』(リトルモア)を刊行。
著作は『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』(太田出版)、『独立国家のつくりかた』『苦しい時は電話して』(講談社)、『モバイルハウス 三万円で家をつくる』(集英社)、『家族の哲学』(毎日新聞出版)、『継続するコツ』(祥伝社)、『TOKYO 0円ハウス 0円生活』(河出書房新社)、『躁鬱大学』(新潮社)、『よみぐすり』(東京書籍)、『自分の薬をつくる』『お金の学校』『中学生のためのテストの段取り講座』(晶文社)、『まとまらない人』(リトルモア)など。
小説家として『幻年時代』(幻冬舎)、『徘徊タクシー』(新潮社)、『けものになること』(河出書房新社)を発表。ほか画集や音楽集、料理書など、多数の著作がある。
自ら躁鬱(そううつ)病であることを公言。2012年から死にたい人であれば誰でもかけることができる電話サービス「いのっちの電話」を自身の携帯電話(090-8106-4666)で続けている。
2023年2月には熊本市現代美術館にて個展「坂口恭平日記」を開催。